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2018.10.23

一読しておきたい【不妊のリスクと年齢の関係】について。|杉山力一医師の女性のカラダの不調解決コラム

年齢と比例して高まるリスク。知っておくだけで今後のライフプランの立て方が変わるかもしれません。不妊治療の名医・杉山力一医師による連載がスタート! 毎日がんばる女性が抱える身体と心の不調や、人に相談しづらい婦人科系の悩みをテーマとし、コラムをとおして日々に生かせるアドバイスを配信します。毎週(火)更新。

医師 杉山力一

女性のキャリアが多様化してきている現代社会において、高齢妊活、高齢出産を経験される方も増えてきています。仕事もプライベートも充実させたい!そんな皆さんにこそ知っておいて欲しい「不妊のリスク」について解説していきます。

りんご

「不妊」とは?

夫婦が避妊をせず、健康的な性生活を行っているにもかかわらず1年が過ぎても妊娠しない状態を「不妊」と言います。
また、年齢に比例してリスクが高まるのが、生まれてくる赤ちゃんの染色体異常です。何の問題もなく赤ちゃんが生まれるケースももちろん多いものの、年齢を重ねるごとに、さまざまな問題が起こりやすくなっていくのです。

不妊のリスクは何歳から?

一般的に、不妊のリスクは35歳になると高まると言われています。その原因は、卵子と精子にあります。卵子の数には限りがあり、毎月減少してしまいます。また、年齢を重ねるごとに、卵子自体が老化していくことも大きな原因となります。一方、精子も同じように老化が進んでいくため、男性側が高齢による不妊の原因ともなり得るのです。

不妊のリスクが高まり、タイミング法のみでの妊娠が難しくなると、人工授精など他の手段も検討しなければなりません。

高齢出産に潜むリスクとは…?

高齢での出産のリスクとしてもっとも知られているのは、赤ちゃんの染色体異常の発生率が高まるということです。母親だけでなく父親も歳を重ねるごとに、卵子や精子が老化していくことから、ダウン症などの染色体異常の発生率が高くなります。

リスクを伴うのは、赤ちゃんだけではありません。母親が高血圧だったり血管が老化していると、妊娠中の体調不良に繋がり、帝王切開での出産になるという可能性もあります。また、年齢による筋肉の老化によって、子宮口が開きにくいケースがあり、難産につながりやすいと言えるでしょう。

妊活プランは早めに

こうしたさまざまなリスクを軽減するためにも、35歳までに、できれば20代のうちに妊娠し出産するのがベストです。体力があり、生殖機能が成熟しており、卵子の質も良好のため、不妊だけでなく出産における、女性の身体のリスクを抑えることに繋がるからです。

しかし、女性の社会進出が著しい現代では、初婚年齢が30歳前後まで上がってきており、出産に適していると言われる20代から30代前半での出産が難しいのが現状です。そこで、皆さんに心がけていただきたいことは、いざ「妊娠したい」と思ったときにすぐ授かれるよう、普段から自身の健康管理をしておくことです。

また、生理不順の人は排卵異常がある可能性が高いので、不妊の判断基準である1年を経過していなくてもすぐ病院で受診し、原因を確認してください。

不妊や高齢出産のリスクを踏まえて、ご自身の希望・キャリア・生活に合った、あなたのための妊活プランを設計してみてくださいね。

杉山力一医師による連載コラムのバックナンバー一覧

医師 杉山力一

杉山産婦人科院長。不妊治療の名医。日本における生み分け法の権威・杉山四郎医師の孫。東京医科大学産科婦人科医局では不妊治療・体外受精を専門に研究。その後、1999年より杉山産婦人科勤務。監修する女性向けアプリ「」では、独自ロジックにより、アプリでの問診で自身の情報を入力することで、これまでにない高い精度での生理日・排卵日予測を実現。不安定な生理周期にも対応した適切なアドバイスや、妊活に関する情報まで、個々の身体の状態にフィットした「あなただけの/あなたのための/今欲しい情報」を発信中。

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